学会長挨拶

第42回青森県理学療法士学会


学会長 中西慎吾(青森慈恵会病院)


学会テーマ「 地域のために理学療法士ができること

 平成37年(2025年)を見据え、限られた医療資源を効率的かつ効果的に活用するための地域医療構想の策定が平成26年から始まっています。青森県では津軽、青森、八戸、下北、西北五、上十三の二次医療圏ごとに2025年の医療需要に見合った医療提供体制を実現するための施策が策定され、地域ごとに病床の機能転換など医療の体制が大きく変化しつつあります。また地域包括ケアシステムにおいて、医療、介護、予防、福祉などのサービスが適切に提供できるような地域のネットワークの構築が急務となっており、さらには2018年4月に診療・介護両報酬のいわゆるダブル改定も控えています。医療介護の環境変化は今まで以上に厳しさを増すことが予想されますが、その中でこれまで同様“地域”が重要なキーワードの一つになるものと予想されます。
 一口に地域と言っても、職種や所属している機関、団体によってその言葉の捉え方は異なるかもしれません。理学療法士にとっての地域のイメージは在宅サービスが中心なのではないでしょうか。一方医療や介護を利用する人の側から考えると、急性期病院も、回復期リハ病院も、長期療養施設、介護保険施設、在宅サービス、福祉もすべて自分の地域の中にあります。地域を中心に動いている医療介護の動向を考えると、私たちすべての理学療法士には、地域で何が起こっていて、何が必要とされているかを知り、どう専門性を発揮していくのか、これまで以上に考えていくことが求められるのではないでしょうか。
 本学会のテーマは「地域のために理学療法士ができること」とさせて頂きました。本学会が、理学療法士が地域を見据えた活動のために何が必要か考える場となり、私たちの地域に少しでも良い影響を与えることができればと考えています。

皆様の多数のご参加を青森市でお待ちしています。